2016年5月17日火曜日

チェコ・トリビア #8 車の運転

相変わらず寒いチェコです。昨夜は寝室に再び暖房入れましたよ。
今朝の気温は5℃で曇り。天気予報もあまり芳しくないようです。陽光を期待するのですが、もう少し先のようです。

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チェコの車は左ハンドル。慣れるのに一週間くらいはかかる。慣れてしまえば問題はないのだが、一時帰国して日本で運転する時にウィンカーの代わりにワイパーが動いたりする。(笑

さて、以前に少し運転マナーのことは書いた気がするが、2年間で約10万キロを走破した経験から、チェコでの運転のことを少し書きたいと思う。この二年間、無事故無検挙(違反はしてるけど)なのだ。

基本的には自動車先進国だけあって、マナーはちゃんとしている。特に合流する時なんかは、ちゃんと割り込ませてくれるのがありがたい。ただし、彼らのスピードと車間距離の無さは例外だ。

後ろにべったり付かれるのは嫌なもんだが、チェコ人はこれをよくやる。高速道路で追い越す際には、後続車が居ないことを確認するのだが、あっという間に後ろに付かれる。その車間距離、危ねぇだろ?というくらいだ。他のドライバーを完全に信用してるんだろうね。僕は絶対に信用できんけど。

2010年の統計によると、チェコでの交通事故死亡者数は10万人に対して7.6人。小国の割には多い。ちなみに日本は4.5人。最も危険なのはトルコの14.3人だ。隣国のスロバキアも11.6人で、トルコに次いで危険な国だ。

仕事ではあれだけ保守的で穏やかな国民性なのに、ハンドルを握った途端に性格が変わるんだろう。

プラハの市内、中心地では一方通行が多いから注意が必要だ。一旦迷い込むと、なかなか目的地にたどり着けなくなる。ナビに頼るのが一番だ。市内の速度制限は50km/hのところが多い。日本同様にスクールゾーンで30km/h制限もあるから要注意。

カメラが多く設置されている。通勤路はどこにあるかほぼ把握しているから問題ないが、いつも走らないところを通る時は注意しなくちゃいけない。それと交差点には意外と多くのカメラが設置されている。信号無視で撮影されて罰金を払うことが多いようだ。

信号、停止線あたりにあるから、停止線ギリギリや先で止まると信号は見えなくなる。ちゃんと手前で止まろう。
信号が赤から緑に変わる前に黄色が一旦点灯する。これがスタートの合図になるから、日本より分かりやすい。

高速道路は130km/h制限、田舎道は90km/h制限が一般的だ。田舎道でも、村に入るとその区間は50km/h制限。そんな田舎でネズミ捕りをしているとは思えないが、注意するに越したことはない。

ドイツのアウトバーンは制限速度がないってのが売りなんだが、ところどころに制限区間がある。無制限だから、さぞかし道もいいんだろうと思っていたが、そうでもない。結構凸凹は多い。

車のナビ、T社の場合は画面に制限速度が表示される。これは便利な機能だ。制限速度を10%超えると、制限速度の表示が赤色に変わる。日本のナビにもこの機能が欲しいね。
それにカメラのある所では『ピピッ』と鳴る。これはこれでいいんだが、カメラあるの地点で鳴るから、全く意味がない。撮影されてから鳴ってもらってもねぇ。

これだけのビール消費量を誇るチェコだが、飲酒運転は意外と厳しい。
以前、郊外の中華料理屋で宴会をして、22時頃に車で帰ろうとして途中でパトカーに停められたことがある。呼気のチェックをして無事解放されたのだが、スタッフの話を聞くと結構捕まっているらしい。くれぐれも飲酒運転はしないようにね。

最後は難解な駐車。僕はいまだに分からないから、有料駐車場を利用する。違反者はレッカー移動されるケースが多いらしいので、路駐は避けた方が賢明だろう。
郊外には『P+R』の標識がある駐車場がある。そう、パーク&ライドだ。ほぼ地下鉄の駅に隣接しているから、ここに格安で駐車しておいて、地下鉄で市内へいけば安全だな。ChodovとかZlíčinにはこの駐車場がある。

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