今朝は晴天、気温は朝っぱらから17℃。今日はなんと27℃までいっちゃいそうです。今季初めて半袖シャツで出勤しましたよ。それでも日本の夏、特にこの梅雨時期に比べれば、湿度が低い分、過ごしやすいです。ちなみに今日の湿度は42%。ギターの保管にはちょうどいい湿度です。
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これはギター弾き永遠の課題かもしれない。
ギターを弾いた後、弦を緩めるのか緩めないのか。これでギターのネックが大きく変わるのだ。
ギターの構造上、ネックは弦に引っ張られて、上(表)方向に起き上がってくる。これを順ゾリと言っている。フィンガー・ピッキングでは、運指が結構複雑だから、弦高(フレットから弦までの間隔)は低くしている。ネックが起き上がってくるということは、この弦高がジワジワと高くなって弾くにくくなるってことだ。
こうなることを防ぐために、日本では『弾いたら緩める』ってのが一般的だが、人によって言うことは違う。
ダラダラに緩める派、一音だけ緩める派などなど。さて、何が正解なんだろうか?
私見ではあるんだけど、
ギターは木製で、使われている木材の性質は全て違うのだから、様子を見て調整する....と思っている。
フォルヒを作ってもらって、引き取りに行った時、フォルヒ息子曰く『弦を緩めるのは日本人くらいだぞ』。
受け取ってから2年間ほど試してきたけど、一つの結論として.....
湿度が高いと木は良く動く
湿度が低いとさほど動かない
チェコの湿度は夏の時期でも50%、冬の暖房時期には20%ほどだ。この状態で弦を緩めておくとどうなるかというと、逆ゾリしてくるのだ。逆ゾリってのは弦と逆方向に反ってくること。どうなるかというと、弦がフレットに当たってバズるよふになってしまうのだ。こうなると強く弾くことはできなくなる。ポロロンていどならいいんだけど。だからこちらでは弦は緩めていない。たしかにフォルヒ息子の言う通り、緩めない方がネックは安定しているからだ。
日本やアジアの国ではどうなんだろう。湿度高いからね。もちろん木の性質次第だが、多くは緩めた方が良さそうだな。
タイへ持って行ったヤマキなんだが、緩めていたのでネックのそりは起きなかった。タイは年中無休で湿度高いから、常に緩めてたんだ。
保管方法によっても違うんだろうな。必ずケースにしまう、ギタースタンドに立てかけっぱなし、壁につるしっぱなし。
ギタースタンドの場合、立てかける方式のものよりぶら下げ方式の方が良さそうな気がする。
そう、ギターのぶら下がり健康器だな。(笑 ということで、先日はハーキュレスのスタンドを購入したのだ。
木製品、扱いはいろいろと面倒だね。しかも安いもんじゃないから、弾きにくくなったら泣いちゃいそうだけど、あまり気(木)にしない方がいいのかもしれないな。
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