そんな晴れの日が続いています。だから最低気温はぐっと下がっております。今朝は-5℃。フンポ村の近くでは-7.5℃ほどだったとか。今日は最高でも1℃止まり。
明日からは少し暖かくなるようです。 |
さて、メインのギターとしては最後の紹介です。 S23と同じく、チェコ共和国産のフォルヒ。これはシェイプがGなので、グランドコンサート、Sのジャンボより少し小ぶりなギターだ。
先にも書いたが、Sは低音が出すぎてバランスが悪い。もちろん生音では問題はないのだが、ピックアップを通すとそうなる。もちろん、アンフィニでは十二分に調整してもらったんだが。だから、次はGを買おうと決めていた。
2012年からインドに駐在した。インドとは仕事をする上では恐ろしいところ。観光ならいいんだろうけど。まあ、何が恐ろしいかと言うと....長くなるので、こちらのサイトを参照してね。こんな人たちを相手に格闘する訳です。
2014年3月、無事インドから釈放されて娑婆へ戻った。戻ったと言ってもチェコへの移送でしかないんだが、それでも娑婆は娑婆、インドじゃないから極楽同然だね。
そんな過去もあって、チェコに赴任したら自分へのご褒美にギターを買おうと考えてた。
3月初旬にチェコに着任して、4月中旬にはフォルヒの工場へ向かっていたとさ。(仕事してんのか? 笑)
フォルヒのあるブルノは、チェコ第2の都市。ここはプラハから約200kmあるんだが、幸い(?)僕が勤務している会社は、ちょうどその中間地点のフンポ村にある。だから、午前中仕事をして、午後から半休をもらって行って来たのだ。
事前に連絡をしておいて、工場もじっくり見学させてもらうことになっていた。
工場を案内してくれたスタッフ ひょうきん者です |
Sシェイプボディー用のサイドベンダー |
インレイを作るお姉さんは可愛かった |
サドル待ちのギターたち |
日本行の梱包がたくさんあったので、落書きしておいた(笑 |
全工程を見せてもらった後、いよいよ自分のギターを発注する。現在は息子のペトル(Petr:英語読みはピーターね)が営業を取り仕切っているので、彼の部屋に陣取って発注するスペックを詰めていく。
基本的には、インドに居たおかげで買えなかった『フォルヒ上陸10周年記念モデル』に近いスペックが狙いだった。
こんなチラシ |
そもそも、23シリーズでは高価な木材はオプションでも発注できない。ところが、工場へ出向いて好きな木材で発注する訳だ。ふふん、嫌とは言えまい!(笑
ところがフルヒ息子、調子が乗って来たのか次から次へアイデアを出す。それはいいんだが、それだけ値段が上がるということだ。適当なところで止めておかないと、とんでもない値段になりそうだった。
Top | アディロンダック・スプルース単板 |
Side & Back | マダガスカル・ローズウッド単板 |
Neck | マホガニー 1P サテンフィニッシュ |
Finger Board | マダガスカル・ローズウッド |
Bridge | エボニー |
Nut Width | 44mm |
Scale Length | 650mm |
Tuning Machine | シャーラー(ローズウッドノブ) |
この基本仕様以外にも、パーフリングはコアを指定、ヘッドの突板はマダガスカルローズだ。
あんまり装飾にお金をかけるつもりがなかったので、余計なインレイは入れていない。『名前も入れれるぞ』とフォルヒ息子は言うのだが、遠慮しておいた。
で、7月中旬になって完成したとの連絡が来た。やっぱり半休をもらってブルノまで土砂降りの中を走った。
できあがったG23-AGCT スペシャルか? |
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