2015年8月31日月曜日

ポーリッシュ・ポタリー

ボレスワヴィエツ、BOLESŁAWIECと書くのだけど、Lにちょんって付く意味が分からん。まぁ、チェコ語も三つほど意味不明のマークがあるけど。

さて、ボレスワヴィエツ。先週は陶器祭りだったから行くのを避けたけど、祭りも終わったので、さっそくポーランド食器の買出しに出かけてきた。プラハからはD5を通り、Liberecを経由して200kmちょっと。3時間くらいのドライブである。

ポーランドの高速道路の料金が不明だったけど、料金徴収はワルシャワからのメイン道路だけとの情報を得たので、安心して出撃したのだ。

Liberecで高速道路は終わり、下道(といっても90km/h制限だけど)で峠を越えてポーランドへ入る。検問所跡を通過して国境を越えても、何も変化がない。
この国境、街中にあるのだが、国境のチェコ側とポーランド側ではどれくらい生活が違ってしまうんだろう?家が建っている場所次第だろうから、選択肢はないよなぁ。国をまたいで引越しなぞできるのだろうか?そりゃ、引越しじゃなくって移住だよな。

ポーランドの高速道路は新しくて140km/h制限。毎日D1のデコボコ道路を走っている身にとっては、至極快適だ。アッと言う間にボレスワヴィエツに到着する。
 ポーランド食器は、日本でも結構流行っているらしい。当然だけど日本で買うと値段は高い。直接買いに来れば、ほぼ三分の一程度の値段になる。ここはボレスワヴィエツ陶器社。ディスプレイ用のデッカいポットがきれいだ。代表的な柄は青地に白いドット(ピーコック・アイ:孔雀の目)なんだけど、その柄だけだと会社にある安物の湯のみのようで、イマイチ。柄の細かさで値段が変わるので、サイフさえ許せば、より精細な柄を買うのがよろしい。
 
昼食は、事前に情報を仕入れていたこの藁葺き屋根のレストランへ。こんな片田舎なのに日本語のメニューがあるのはありがたい。で、お勧めのジュレック(酸味のスープ)と名物のピエロギを美味しくいただいた。
市街の中心部。こじんまりと綺麗な街だ。プラハは観光客が多すぎる。これくらいの規模の方がいい感じだ。ポーランドでは日柄がいいのか、二組も結婚式をしてた。暑かったからか、大人も子供もアイスクリームを食べながら歩いてた。
しかぁし、一歩離れるとこんなアパートが点在する。生活水準はまだまだ低いのか。窓際を通ると、中からは大音量のテレビが聞こえてくる。
 
今回買ったお店はこちら。

2015年8月28日金曜日

チェコ・トリビア #1 駐車のしかた

今日の通勤は至極順調だった。毎日4時間も掛かってたまるか。

さて、少しづつではあるけれど、日本とチェコの違った風習を記載していこうと思う。いつか読み返したら、きっと笑えるだろう。

まず第一回目は駐車方法だ。

手持ちの写真がなかったので、インターネットからの拾い物です。

この写真を見て分かるとおり、ほとんど頭から突っ込んでいる。チェコ人はバックができないとかではない。現に縦列駐車はびっくりするほどウマイからだ。この写真は路駐の例だが、ちゃんとした駐車場でも同様である。
頭から突っ込むもんだから、八割方は駐車枠からはみだしている。隣に駐車するときには、迷惑この上ない。駐車枠も以前の日本と同じで、狭いことも理由のひとつだ。

先日、Youtubeで『日本人妻は見た!』のポーランド編を観た。その時にもこの話題が出ていて、ポーランド人に聞いたところでは、『お尻を家に向けるのは失礼だろ?』ということであった。納得できないこともないが、上の写真に家はない。前は公園なのだ。まぁ、これは慣習ということなのだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=dCYQZDP0zac

頭から駐車することに加えて、車のお尻にヒッチボール(トレーラーをつなげるアーム)が取り付けてあれば、これは十中八九チェコ人の車だ。

2015年8月27日木曜日

今朝のフンポ村と渋滞

ええ天気。今シーズン最後の夏日和です。来週からは秋らしい気候になるようです。

D1 45km付近で撮影

今日の通勤は大変だった。29km付近で小型トラックが横転する事故があったようで、25km付近で2時間近くも停まっていたのだ。幸い、今日は乗合の日だったので、寝ているだけで済んだけど、6:20にアパートを出発して、会社に到着したのが10:15。ほぼ4時間をかけての通勤だった。
はぁ~....。

事故とか工事とかで渋滞は結構な頻度で発生する。だから会社を出発する前には、必ずグーグル・マップやロードスで渋滞を確認するようにしている。ロードスのサイトはこちら。
http://rodos.vsb.cz/Overview.aspx
渋滞ポイントが分かっていれば、手前の出口から下道へ逃げれるからだ。おかげで、D1の周りの下道は、結構走破している。

ちなみに高速道路は130km/h制限、下道はというと90km/h制限なのだ。少しくらい回り道しても、時間的にロスは大きくないので助かる。ただし、村の入り口から出口までは50km/h制限になるから、注意が必要だ。速度標識はたっていないから。これは騒音対策らしい。

2015年8月26日水曜日

フライト・シミュレーター

男たるもの、だいたいにおいて飛行機好きである。
宮崎駿は飛行機好きだから、『紅の豚』や『風立ちぬ』を描くのだ。ラピュタやナウシカもそうだな。
もちろん、実際には自分で飛べないから、フライト・シミュレーターを楽しむのである。

フライト・シミュレーターといえば、あのマイクロソフトがメジャーだが、ちょっと難しすぎるし、ジョイ・スティックなども必要だから、手軽に....と言うわけにはいかない。

そこで登場するのが『YSフライト・シミュレーター』なのである。
詳しくは、以下のサイトを参照してもらえばいいのだけど、マウスで飛べる、お手軽だけど高機能....というすぐれモノなのである。下のスクリーンショットを見てもらえば分かるが、意外とリアル。
http://www.ysflight.com/
ハワイに着陸するルフトハンザのB-747

なかなかB-747でうまく着陸するのは難しいけど、小型機であれば、離発着はすぐに楽しめる。この機体は、アドオンで入れたもの。その道の職人たちが機体やシーナリーを製作していて、本体も含めて、すべて無料だというのがいい。
ちなみにこの機体、逆噴射の時には、エンジンカバーも開くぞ。

2015年8月25日火曜日

インドの同窓会

南インドのバンガロールというところに2014年2月末まで住んでいた。標高が920mもあるので、インドにしては過ごしやすい街だった。

住んでいたのは『アスカ』というサービス・アパートだ。オーナーは日本在住10年以上で日本語ぺらぺらのご主人と、同じく日本語ぺらぺらの奥さん。日本食材が買えないインドにあって、めずらしく日本食をサービスしてくれるアパートだった。

赴任直後にアパート探しをしている時、インターネットでヒットしたこのアパートを訪ねてみた。せっかくなので、夕食時に訪問して、食事の質も確かめておきたかったのだ。たまたま出張で宿泊していた某T自動車の方の宴会に乱入したことをきっかけに、ここに住むことになったのだ。バンガロール市の南に位置しているアパートは、会社への通勤事情も悪くなかった。

それ以降、某T自動車の方が出張で来るたびに、このアスカで宴会を開催するようになった。ここに住んでいるから、当然幹事を務めていた。ここにはあとお二方日本人が入居されている、インドを去った後は、その方に幹事役を押し付けたのだ。
インドからチェコに移駐して既に一年半が経過したが、相変わらずこの宴会は継続している。都度案内はいただくのだが、そうそう簡単に行けるわけでもない。インドはビザが必要だし、それ以前にインドには二度と行きたくないからだ。アスカの宴会には参加したいけど、インドには行きたくない。この複雑な心境をどう表現したらいいのか。(笑

で、9月のはじめに宴会をやるぞ....とメールが届くのであった。

先日は同じ時期にインドを去って、シュツットガルトへ移駐された方を訪問して、ささやかに欧州での同窓会をやってきた。その方も帰国されたので、もう欧州ひとりぼっちって感じだ。

アスカの屋上からマディワラ湖を望む。ここには野生のペリカンもやってくる。

2015年8月24日月曜日

老い先が....

今朝、悲報が届いた。会社の二つ歳上の先輩だ。週の初めだというのに、モチベーション下がりまくりだ。

むかぁし、レオーネRXでラリーの真似事をしていた頃、その先輩はモスグリーンのカリーナGTに乗っていた。あのヤマハチューンで有名な2T-Gエンジンのやつである。

その先輩は高所恐怖症で、クレーンの点検の時にはガーター上にはいつくばっていたらしい....という逸話を思い出した。僕と一緒で、会社を追われて長く出向していたが、会社生活を全うする前に逝ってしまったのは悲しい。

そういえば、ここしばらく、同年やそれに近い連中がバタバタ逝っている。一昨年には同年の役員が肺がんで、その前には少し下の同僚が肝臓がん。仲の良かった宮崎出身の仲間がやっぱり肺がんで亡くなっている。寂しくなると同時に、退職後に遊ぶためには、今からの健康管理が大切だと痛感してる。

肝臓がんでなくなった同僚だが、亡くなるときに挨拶に来た....今でもそう思っている。その時は出張で川崎にいた。仕事を終えて川崎から品川へ戻る電車の中で、遠くの空に光るものを見た。あれはきっと奴だったんだと思っている。後で聞いたら、亡くなった時刻がその時間だったんだよね。オカルト趣味はないけれど、魂のつながりはきっとあると信じている....ご都合主義だな。

もう60歳過ぎてるんだもんなぁ。インド人の平均寿命は65歳。日本人は長いとはいえ、今まで不摂生してりゃ、平均寿命には届かんだろうな。

カリーナだレオーネだと言っても、今の人たちには分からんだろうなぁ。で、写真のっけておきます。インターネットからの拾い物。不都合あれば、ご連絡ください。
スバル・レオーネRX

カリーナ・セダンGT

2015年8月21日金曜日

転居

2014年3月に着任した際には、前任者のアパートへそのまんま入った。引継ぎ期間中は、Andelにあるサービス・アパートに入っていたが。右も左も分からないから、これなら間違いなかろうと思ったからだ。部屋は別に悪くはない。調度品や家電、間取りまで問題はなかった。が、問題は上の階の住人にあった。

旦那はロシア人、奥さんは日本人だそうだが、常識というものが欠如していたのだ。旦那は声楽家らしいのだが、ピアノやチェロの腕前もまんざらではない。入居した当初は、『芸術の国なんだなぁ....』などと思っていた。ところが、練習を結構遅くまで、大音量で繰り返すのである。一旦迷惑な音と認識してしまうと、もう音楽には聞こえない。単なる雑音が延々22時頃まで続くのだ。
通勤のために、朝は5時に起きる。だから夜は22時頃には寝たいのに...だ。

掃除を夜になってやる。掃除機のガタガタいう音が壁を伝わって響いてくる。これも21時頃からだ。まだまだあるぞ。ベランダ掃除だ。晴れている日に、突然ベランダが滝と化すのだ。チェコでは、ベランダ掃除は目立たない雨の日にやることが常識なのだが....。

こんなこともあって、オーナーを通じて何度も苦情を言ったのだが、常識がない=悪いと思っていない....のだから、変わるはずがない。
昨年の9月に引っ越すと聞いていたので、ずいぶん我慢して待っていたのだが、どうやら引越しの件もお流れになったらしい。そりゃそうだ、あんな大音量で練習されたら、受け入れてくれる部屋なんてないだろう。で、部屋を変わることにした。

アパートのエージェントへ声をかけて、休みの日や平日の夜に15軒ほど部屋を見に行った。どれも帯に短しタスキに長し。できれば中心地で、地下鉄へのアクセスが良くて.....などなど、条件がありすぎたのだ。だんだん面倒になってきた。もうこれで最後にしようと、日本人のやっているエージェントが紹介してくれた部屋を気に入ってしまった。これは今の部屋なのだが、前の部屋がある建物の向かい側。建物の最上階(日本風には5階)にあって、すこぶる眺望が良かったのだ。
建物ができたのが2000年だから、すでに15年ほども経っているが、プラハで15年なんぞ古いうちには入らない。100年経った建物もざらにあるからだ。

結局2015年6月26日に部屋を移ることにした。
新しい部屋のオーナーはヴァイオリニストと聞いた。『へぇ~、音楽やるんだ』くらいに思っていたけど、よくよく聞いてみると、ウィーン・フィルの奏者らしい。こりゃ失礼しました。
日本への遠征も多くて、すでに15回は行っているとのこと。有名人と知り合いになっちゃったもんだ。いろいろと要望は聞いてくれるし、悪いところはさほどない。これからの任期中はお世話になるつもりだ。
ベランダからの眺めはこんな感じ。右手に見える青い建物の3階が以前の部屋。

Petřinyはプラハ6区にある高台だ。市街地(たとえばプラハ2区あたり)とは気候も若干違う。ここで雪が積もっていても、市街地は雪がなかったりする。2015年4月には地下鉄も延長されて、市街へ出るのにすこぶる便利になった。それまではトラムでハラチャンスカへ出て、そこから地下鉄に乗り換えていたのだが、今は一本で旧市街近くまで行けるのだ。土地勘もできてきていたので、わざわざ新たな地域へ変わることも面倒なんだ。

前のオーナー(オシム監督に似てる爺さん)には悪いことをしたが、既に次の日本人も入居しているようなので、ホッとしてる。

2015年8月20日木曜日

今朝のフンポ村と村自慢

熱波も過ぎ去り、今週から一気に気温が下がったチェコです。
今朝の気温は14℃となり、もう夏も終わりなのか?と思わせますね。日本はお盆休みも終わって、まだまだ蝉もうるさいのでしょう。台風も来ているようです。お気をつけください。

さて、フンポ村って何やねん?だが、ここは会社のある田舎町。正式にはHumpolec(フンポレツ)と言う。地図では、プラハから東南方向に向かうD1をなぞっていくと、ブルノとの中間地点あたりに位置している。90km出口。アパートはプラハ6区にあるので、ここからの距離は110kmになる。
午前中、プラハは晴れの予報だったが、ここフンポ村は霧の予報。今朝のD1沿い80km辺りの風景はこんなん。
別段、これといった名物があるわけではないのだけど、唯一ベルナルド・ビールの工場がある。この工場、見学と試飲ができるのですよ。すでに2回も工場見学をしたけど、工場自体はそう大きいわけでもない。けど、試飲はガイドの爺さんがひょうきんで楽しい。自分が飲みたいから、無制限でジョッキについでくる。(笑

冬は寒いから道路工事は夏の間に集中する。プラハ市内はもとより、D1も例外ではない。昨年はフンポレツまでの間で二箇所、延長18kmほどの工事区間があったけど、今年は29km~35kmの一箇所のみ。渋滞もさほどではないから助かる。この工事区間、路面補修ではなくて中央分離帯になにやらパイプを埋設する工事のようだ。ここまで車線を狭めんでもいいような気がするけど。

2015年8月18日火曜日

ボレスワヴィエツ

ポーランドのボレスワヴィエツは陶器で有名だ。ポーランド食器は重くて丈夫だけど、綺麗だという印象がある。ドイツのマイセンも車でいけない所じゃないけど、こっちは高すぎて買えない。買っても、もったいなくて使えない。

さて、今週末は年に一度の陶器祭りがその街で開かれるようだ。パレードやらミスコンやら、催し物盛りだくさんらしい。

かねてから、行きたいとは思っていた。それに、つい先日はボレスワヴィエツの目と鼻の先にあるお客さんのところまで車で出向いてもいた。あ~っ、あん時に無理してでも行っときゃ良かった。

http://www.jtb-europe.com/wp-content/uploads/2015/05/general_poland_plate_flyer_may_15.pdf

こんな広告があるくらいだから、かなりの人手なんだろうな。人ごみは大の苦手なんだよ。
もう少し、ほとぼりが冷めたころに行くべきなんだろうな。

それにしてもこのツアー、お祭りとアウシュビッツなんだけど、ちと距離がありすぎなんじゃないか?

2015年8月17日月曜日

アマチュア無線

趣味の王様と言われています。いったい何をするんでしょうねぇ。

その昔、携帯電話もなかった頃、車に積んだ無線機で話をしながらドライブするのは、一種の優越感があった。けど、携帯電話でいつでも、どことでも話せるようになると、何のメリットも優越感もありませんぜ。

で、無線で何をするのかというと、遠くの知らない人と話をする....だけ。(笑
それでも、その道に踏み込むと、奥はかなり深いのでありますよ。

使う周波数やら季節やらで、届く地域が違ってきたり、無線機やアンテナでずいぶんと届く範囲も変わってくるのです。
QSLカードという交信証を交換する風習があるので、きれいなカードをたくさん集めるってのも、趣味としてはよろしいですね。

さて、むかぁし四駆に乗っていた頃、『無線機ほしくね?』という仲間に誘われて、ええ歳こいて電話級アマチュア無線技士(現在は第4級)の資格をとった。小学生でも合格できる資格である。でもいったん資格を取ってみると、もっと昔、中学生の頃にやりたかった欲望がむくむくと頭をもたげてきたので、電信級(現在は第3級)をとった。それでも海外交信のメインバンド(周波数帯ね)に出られないので、必死こいて勉強して第2級に合格した。まぁ、これ以上は必要ないでしょう。
おかげで、タイに駐在中は現地のアマチュア無線連盟(Radio Amateur Society of Thailand)の会員となって、日本向けに数百局と交信することができた。
チェコはあまり無線は盛んではないようだ。それらしいアンテナはほとんど見かけることがない。駐在先がドイツだったら、日本の免許で運用(相互運用協定ってのがあります)できたのにねぇ。
そうそう、あたしはバリバリの文科系直感型人間ですので、無線工学や電子回路などというおぞましい物は、さっぱり理解できていません。

現在は海外生活なので、日本で無線局は開いていないけど、家に大切に保管してある道具を紹介してしまいます。自分の覚えのためですよ。

※2015.11.18
無線機の写真を追加。ネットからの拾い物なので、不都合あれば連絡ください。削除します。

Ⅰ.無線機編
1) KENWOOD TS-850S LIMITED
オールバンド、オールモードのトランシーバーで、出力は100W。主に遠距離交信に使用

2) KENWOOD TS-670
7・21・28・50MHzオールモードのトランシーバー。電話級合格して購入したもの。出力は10Wで、現在はトランスバーターをつけて144MHzの親機として使用
ちなみに、これを使って初めて交信した相手は韓国の局だった


3) YAESU FT-290 mk2+FL-2020
144MHz車載用で、FL-2020は10W出力のリニアアンプ

4) ICOM IC-02N
430MHz用ハンディートランシーバー

Ⅱ.アンテナ編
1) Creative Design 318B
短波帯(14・21・28MHz)用の八木アンテナ。エレメント長は8m以上あります

2) Creative Design 2x209A
144MHz帯用の9エレメント八木の2段スタック

日本へ帰って現役を引退したら、整備して復活しようと思ってます。

やっと涼しくなりました

アフリカからの熱波の影響で、ここ二週間ほど暑い日が続いていたけど、昨日からやっと涼しくなってきた。昨夕は激しい夕立が来て、横殴りの土砂降り。過ぎた後はすっかり秋の気配となった。今日も雨模様だけど、しばらく雨が降らなかったので、雨の匂いが嬉しかったりする。
インドだと、雨の匂いよりも埃の匂いがするけど、この国はいい。

一昨日はアパートを世話してもらった不動産屋さんと会食。Letenské nám.にある『香港』ってところは、エアコンも効いていて料理もおいしかった。
そういえば、アパート付近のトラムが工事中なのだが、地下鉄が開通したから撤去するだとか、レールの取替えだけだとか....噂が飛び交っている。地下鉄は早くて便利なのだが、景色が見えない。その点トラムはのんびりと景色を見ながら行けるのがいい。だからなくなってほしくはないものだ。

2015年8月14日金曜日

念願のザルツブルグへ

休暇を利用して、念願のザルツブルグへ行ってきた。ここはご存知の通り『サウンドオブミュージック』で有名なところ。今年は50周年とかで現地は盛り上がっているはず....だったが、どうも現地ではあまりメジャーではないらしい。ハリウッドが勝手に作ったんだろ?的に冷めている。日本ならば、ここぞとばかりに宣伝して集客をするのだろうが。

一日目
出発前に洗濯機が壊れて、2時間ほど遅れて出発。D1からリンツを経由してザルツブルグへ入った。チェスケ・ブデヨヴィッツェで給油ついでにオーストリアの高速道路券を購入。一番短いもので10日間有効なので、もったいなかったけど致し方ない。ホテルは中心地から少し離れたエリアだけど、中心地まで徒歩15分ほどなので、騒がしいところよりは良かった。けど、熱波の暑さにもかかわらず、エアコンのない室内は寝苦しい。

二日目
先週申し込んでおいたサウンドオブミュージックの日本語ツアー。ワンボックス車で午前中は市内の撮影場所を観光。背景の歴史も説明してくれるのだが、早口だしそもそも歴史に興味のない僕にとっては、さっぱり意味不明であった。(笑 ドレミの歌で有名なミラベル宮殿。歌って踊ることも考えたけど、人が多すぎてさすがに恥ずかしいわ。
午後からは湖水地方ザルツカンマーグートへ。ウルフガング湖で遊覧船に乗船、ザンクト・ウルフガングまで。観光地で土産物屋もたくさんあるんだけど、お店に立ち寄る時間はほとんどない。結構ハードなツアーである。せめてロープウェイか登山鉄道に乗れるといいのにねぇ。

三日目
昨日見逃していたロープウェイと土産物屋が気になったので、ホテルを早めにチェックアウトして、再びザルツカンマーグートへ向かう。事前に聞いていた撮影ポイントで撮影したのが下の写真だ。暑さでちょっと霞んではいるが、めっちゃ綺麗だ。
ザンクトギルゲン手前の駐車帯で撮影。お勧めの撮影ポイントらしい。
ザンクト・ギルゲンでロープウェイに乗り、一気に標高1500mへ。360度のパノラマを満喫できた。遠くに高い山脈が見えていたが、オーストリア?スイス?ドイツ?どこの山なんだろ?方角的にはドイツのベルヒテス・ガルテンなんだけどなぁ。このロープウェイの乗り場には、雅子妃が来たという写真が飾ってあった。
頂上から西方向を見ると、遠くに山脈が霞んでいる

車で湖を回り、ザンクト・ウルフガングへ。有名な白馬亭でマスのグリルを食す。リッチな気分である。土産物は有名な岩塩を吟味して購入。白馬亭でも使っていたナチュラル岩塩はおいしかったのでこれを迷わず購入。時間があれば、サウンドオブミュージックにも出てきた登山鉄道にも乗りたかったし、ハルシュタット湖にも行きたかったのだが、時間切れで帰途につく。

往復で約800kmのドライブでした。

2015年8月10日月曜日

アコギアンプ

やっと休みになった。一時帰国から戻って最初の休みである。部屋でゆっくりするのがいいけど、アフリカの熱波に襲われているチェコは暑い。先日、最上階の部屋に引っ越したので、部屋の中の暑さは半端ではない。ベランダの温度計は40℃を軽く越えている。

ギターを弾いていて、先日の一時帰国でピックアップを買ってきたことを思い出した。いまごろ....。(笑
別にアコギだから、ピックアップなくても音は出る。いわゆる生音ってやつ。これもいいけど、やっぱりリバーブがかかって気持ちよく伸びていく音も聴きたい。が、ピックアップはあっても、アンプがなければ何の意味もない。インドで購入した安いアンプは、そのままインドへ置いてきた。持ってくりゃ良かった....と、あとの祭り。インターネットで調べて、チェコでも買える安いアンプを買いに行くことにした。
いちおう、リバーブとコーラスもついているが、オマケのようなもん。アコースティック用でバッテリーで15時間も駆動できるらしい。面倒なのでACアダプターも買ってきた。それにしても小さい。こんなんで音が出るのか?って心配はあったけど、それなりの音は出る。バッテリー駆動ができるってことは、そのうちストリートデビューせにゃいけませんな。(笑 カレル橋にはストリートミュージシャンがたくさんいる。けど、あそこは許可制。よさげな場所を探そうかな。
いつぞや、国立博物館をバックに、ヴァーツラフ広場でトランペットを吹いていた日本人がいた。どっかで聴いたことのあるメロディーに気づいて、しばらく聴いているとX JAPANの『Forever Love』だった。かっこええわぁ。

コーラス入れて、リバーブ全開。演るのは『Voyager』。久しぶりだったので、チューニングもできない。(涙 超変則チューニングだからしかたがないね。
マグネットだからタッピングの音はそこそこ拾う。けど左手のプリングオン/オフの音ががさつでいただけない。たたき方も下手になってる。マグネットのボールピースの高さも調整しつつ、半日遊んだ。サンライズS-2のような低音ドーンってのを期待していたのだけれど、そこまでは無理なようだ。6弦のボールピースをかなり弦に近づけて、やっとそこそこの音になった。しばらくはこれで遊んでみよう。

2015年8月6日木曜日

ギター紹介

アコースティック・ソロ・ギターという、比較的新しいジャンルがある。何がどうなのかというと、スチール弦のギターを使って、クラシックギターの様に弾くってこと。別にギターは何でも良いと思うのだが、そこはそれ、よろしいギターはあるのだ。上を見ればきりがない。自動車1台買えてしまうほどだ。ほどほどのギターを愛着がわくまで弾き倒すのがよろしいかと....。わたくし、コレクターではございません。ギターの紹介としての投稿なので、いろんな道具を含めて紹介してしまおう。

Ⅰ.ギター編
1) YAMAKI No.1150
今は廃業してしまったヤマキ製ドレッドノート。エゾ松+ハカランダ
ずいぶん昔に友人から譲り受けたもの。こんな音が出るギターはもうないでしょう。ってか、買えないでしょう。D-45でもなければD-42でもない装飾。何をコピーしたのか、いまだに不明。このギターについての詳細は、『YAMAKI解体新書』に掲載されています。

2) LAKEWOOD M46-1310
レイクウッドの中川イサトモデル。ジャーマンスプルース+インディアンローズ
弾き易いし、いい音しています。i-Beam Active装着済み。

3) FURCH S23-CRCT
フォルヒのSモデル。シダー+インディアンローズ
NICO-PINを(コンタクト)装着して、FISHMAN NEO-D(マグネチック)とをステレオで出力してます。

4) FURCH G23-AGCT
チェコに来てから、フォルヒの工場まで行ってオーダーした一点もの。
アディロンダックスプルース+マダガスカルローズだから、10周年記念モデルとほぼ同スペックだけど、ちょっとだけ違うのがミソ。例えば指板はマダガスカルローズなのです。

5) TAKAMINE NPT-110N
タカミネのナイロン弦エレアコ。主に二胡の伴奏用に中古で購入したもの。ネックが完全に起きてます。二胡ですか?弾きますよ。

6) YAMAHA SLG110S
単身赴任アパート弾き用に購入したサイレントギター。暗譜した曲を忘れんように...静かに練習用。

以下売却済み
7) Albert & Mueller S3 Blackwood
8) Morris S-96
9) Martin OOO-28SQ

※各ギターを個別に紹介したので、そちらへのリンクを追加しました。(2017.01.12)

Ⅱ.道具編
1) TAPCO Mix60
マグネチックとコンタクトピックアップを混ぜるのに使用しています。

2) T.C. electoronic M350
ミキサーからのセンド+リターンで使っているエフェクター。エンジンを二つ持っており、コーラスとリバーブを1台のエフェクターでかけることができる優れもの。ウェットとドライのミックスがチョー簡単で効果が大きい。ただし、1Uサイズなので持ち運びには不便。
3) BOSS AD-5
既に廃盤だが、初めて中古で購入したエフェクター。2ch仕様なので、マグネチックとピエゾピックアップをミックスできる。ギターの絵をダサいと思うのは僕だけだろうか?

4) ALESIS NANOVERB
移動用に小さいリバーブが欲しかったので購入。移動もしないから、ほとんど出番なし。

4) YAMAHA AG-Stomp
有名なんだが、使い方がよく分からん。使っていないから当たり前だが....。HARD OFFで発見して即買いしたもの。このギターの絵もダサくないですか?

5) Lexicon LXP-5
プロ御用達のLXP-1の音にあこがれて中古で購入したリバーブ。ほとんど使っていない。

6) KORG AX10G
主にはナイロン弦エレアコにつないで、二胡伴奏のステージ用に使用。ボリュームコントロールが足でできるのがミソ。


7) SKYSONIC T-903
2015年の夏、一時帰国した折に勢いで購入。マグネチック+マイクをミックスしてモノラル出力する。中国製だけど、新岡さん推奨品。G-23AGCTに取り付けてあります。が、いまさら、G23-AGCTのボディーにピックアップ用の穴が開いていないことに気づいた。日本向けは全部開いていたので、注文するのを忘れていたのだ。どっかで穴を開けなくちゃね。


弦はダダリオのEJ-16を愛用していたが、日本でも話題のドイツ製PYRAMID弦が通販で安く手に入るので、最近はPYRAMID327を愛用中。それでもEJ-16のキラキラ感も捨てがたいので、予備として常備してる。

初めの一歩、ご挨拶

2014年3月3日、チェコ共和国プラハの空港に降り立った。南インドからの移駐である。気温30℃以上の国から、零下の国への移動は年寄りにはこたえる。さらにスーツケースと一緒に預けたゴルフバッグがロストと来た。大笑いだ。
会社規定とやらで、日本から荷物も発送できなかった。そりゃ、凍死しろってことか?インドで暮らしてりゃ、半袖のシャツしか持ってない。まったく、頭が固い会社である。緯度を大きくまたがって移動する場合は、もう少しなんとかせんといかんと思うのだ。

新米チェコ人となってはや一年以上が過ぎてしまった。ここらで重い腰を上げて、ブログでも立ち上げてみよう。続くかどうかは分からんけど。(笑

ちなみに、プロフィールの『アラろく』とは、Around Sixty、すなわち還暦を記念しての造語だ。アラサーやアラフォーはメジャーだが、還暦となると世間の話題にもならない。
あらかんってのが一般的だけど、嵐勘十郎と間違えるし。(笑

さて、『D1』って高速道路をもう少し説明しておくと、首都プラハからスロバキア国境のオストラバまで通っている道路だ。ブルノからさらに南に下れば、オーストリアのウィーンもすぐである。

プラハとブルノのほぼ中間地点にフンポレツという小さな街がある。ここに勤めている会社がある。村以上街未満。信号もなにもない平凡な田舎街である。